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ドラえもん、7月20日より中国全土で上映
日本では昨年公開された「のび太の恐竜」が、7月20日より中国全土で公開される。

全国60市、1000スクリーン以上。
7月上旬は「トランスフォーマー」がヒットし、映画館はかなり潤った。ドラえもんには夏休みの後半の稼ぎ頭としての期待が集まっている。
| MAO | 16:37 | comments(1) | trackbacks(0) |
「勇士」失速する
この夏、上海美術電影製作所が50周年作品としてとりくんでいたアニメーション映画「勇士」だったが、興行成績は大失敗に終わりそうである。

この勇士、キャラクタデザインはディズニーの「ムーラン」を思わせるもので、モンゴルの草原を舞台にしたアクションものである。

一日の売上が数百元に満たない映画館が続出し、打ち切りや上映回数の削減に動いているようである。
民族主義に訴えて、映画館の態度に不満を述べるブログやBBSもあるようだが、夏休みに書入れ時に収益の振るわない映画を掛けるわけには行かないという、映画館側の現実的な判断に押されているようである。
| MAO | 23:42 | comments(1) | trackbacks(25) |
ドラえもん中国進出にみる苦労
日経にある元記事を面白く読ませてもらった。

その中に、中国市場進出を考える上で示唆に富む部分がある。

映画内容の審査に時間がかかるのが悩みの種で、3,4ヵ月かかった。しかもその手続きも煩雑だ。セリフを中国語へ翻訳したものとフィルムを、何回かに分けたうえで指定されるスケジュールにぴったり合わせて政府の審査機関である国家広播電影電視総局電影審査委員会へ送らねばならない。少しでもタイミングや内容物が指示と違うと足止めを受け、公開スケジュールに影響が出かねないので非常に神経を使う。しかも事前に発送すべきタイミングを教えてくれないし、審査結果がなかなか出ないことについて、なぜダメなのか、どうして時間がかかるのかを教えてくれない。


中国は映画に限らず、テレビでも放映・放送は事前許可制である。そしてその審査はブラックボックスであるから、どのような結論になるか予想できない。ビジネスにおいて不確実性が増す。

実は現在、まだ吹き替えに着手しておらず、スケジュール的に万全というわけではない。だが、今までの感触から中国人はやっつけ仕事が得意のようだ。

これは苦笑するしかない。やっつけ仕事が多い上にクオリティの追求がないから、日本ではOKとならないものでも平気である。これは、日本がクオリティにうるさすぎて、無駄にエネルギーを使いすぎているのかもしれず、我々も良く考えてみるべきかもしれない。

率直なところあまり儲からないビジネスで、人件費などを考慮すると今回の映画はマイナス収支かもしれない。


これはなかなか正直な情報の公開で、多分儲からないのであろう。もちろん、既に回収された映画ではあるが、審査その他に掛かった人件費だの旅費だの考えると儲からないに違いない。
ただ、それでも小学館はかなり中国市場に投資している。これだけの長期スタンスで取り組めるところは、流石に小学館だけのことはある。
これをビジネスモデルにということであるが、単発の映画上映ではあまりモデルにならないだろうが、派生ビジネスを含めて小学館がどのように展開しようとしているのは、今後各社の参考となっていくだろう。
| MAO | 15:09 | comments(0) | trackbacks(3) |
日中アニメ共同制作−その2
もう一つのアニメ共同制作の話題である。これは人民網に詳しい

中国原作のアニメ、日本市場に参入へ

ハローキティグッズの制作などで知られる株式会社イマ・グループの池田慎一郎会長はこのほど中国深センを訪れ、1千万元を投資して中国原作のアニメ「PACOO Fruit Tribe(水果部落)」の制作を行うことを決定した。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。

同アニメは日本NHKで放送されることになっており、(以下略)
「人民網日本語版」2007年5月18日


これの日本側はイマ・グループ玩具などの販売を主とする企業グループのようである。

この記事で驚くのは、NHKで放送されることになっているということである。

この「水果部落」は広州市盛美数字図像制作有限公司が制作した主としてFlashのアニメである。

そのFlashのアニメーションはTOM.COMなどのサイトから見ることができる。

かわいいキャラクタではあるが、このレベルで本当にNHKで放映されるのだろうか?
もしそうだとすると、日本からかなりのシナリオや演出のてこ入れが必要になると思われるが、どのような体制で行っていくのか注目である。
| MAO | 18:01 | comments(0) | trackbacks(2) |
日中アニメ共同制作−その1
三国志週末立て続けに日中間でのアニメ共同制作の話がでた。

まず日本のベンチャー企業 フューチャープラネットが出資し、CCTV、CCTV傘下の国際電視台、その傘下のHuiHuang動画と共同制作するアニメで、「三国志」をアニメ化するものである。

朝日新聞の記事に詳しい。

フューチャープラネットのHPは現在工事中なので、事業内容などは良く分からないが、NICというベンチャーキャピタルが出資し、また、コンテンツファンドを運営している会社のようである。

また、中国側はCCTV及び国際電視台、HuiHuang動画など「正統派」の会社が名前を連ねていて、かなり本気な共同制作となっている。
朝日新聞によれば、30分の番組を52話制作し、予算は6億円。うち4億円を日本側が負担するとなっている。
続きを読む >>
| MAO | 00:50 | comments(1) | trackbacks(2) |
「石景山遊園地」雑感
「石景山遊園地」が先週末までにいくつものテレビ番組で取り上げられた。
中国嫌いの人は溜飲を下げたであろう。

遊園地から海賊版キャラクタは撤去されたようであるから、短期的には解決したのかもしれない。しかし、中長期的に見るならばむしろ我々日本にとってはよくない結果を生んだのかもしれない。

ニュースでも分かるように、コピーキャラクタは撤去されてしまった。はなからライセンス料を払う気などないのである。

一方、中国の漫画・アニメーション市場は厳しく規制され閉鎖的であるから、日本側から市場にアクセスすることはできない。つまり、海賊版を排除してしまえば、日本のコンテンツは中国の市場と遮断されてしまうのである。

従って、海賊版規制を言うだけではだめで、市場開放も常に要求しなければいけないのだが、日本のマスコミ報道ではこの視点が抜けている。中長期的には、中国のコンテンツ産業の育成を助けることになり、却って日本の産業にとってはマイナスになってしまうのではないかと危惧する。

中国政府はもともと中国オリジナルのキャラクタ創造に熱心なのである。このような事件で国際的な恥をかいたことで、さらにオリジナルキャラクタの開発に投資していくであろう。中国は国の資金が直接投資されている。さらに、大規模なアニメーション会社は国営である。我々は、中国がその気になれば ”たった1300億円”でサンリオを会社ごと買えるということを認識しておかないといけない。

我々にとっての悪夢は海賊版だらけの中国の遊園地ではなく、中国が所有するキャラクタばかりの日本の遊園地なのだ。
| MAO | 17:48 | comments(0) | trackbacks(0) |
フル3Dアニメ「秦時明月」
杭州のアニメーション会社が作っているフル3Dアニメーション。
見た目は派手だ。監督はやはりゲーム業界から来ているらしくゲームオープニングの風味である。
モーキャップを使っているところは、なんとなくごまかされるが、手付けのアニメーションはやはりそれほど上手くはない。
| MAO | 21:04 | comments(0) | trackbacks(0) |
日本企業のアニメ教育ビジネス
とりあえずメモ。

アセット・マネジャーズ、中国にアニメ研究センター
 【杭州(浙江省)=張勇祥】ファンド運営のアセット・マネジャーズは中国でアニメやオンラインゲームなどを事業化できる専門人材の育成に乗り出す。名門芸術大学の中国美術学院と共同で研究センターを設立する。中国が国策として推進するコンテンツ(情報の内容)事業の強化につなげる。

 28日に開幕した中国で最大規模のアニメ・漫画イベント「第3回中国国際アニメ漫画フェア」で、アセットの出資先企業と中国美術学院がセンターの設立で合意、調印した。アセットは出資先企業を通じ運営資金を提供するほか、日本の講師の派遣など人材面でも協力する。 日経


実は、いろいろビジネスプランを立ててみたのだが、中国での教育ビジネスで本当に日本のリソースを使ってやるのは、やや無理がある。
採算をとろうとすると「良くない教育」になり「よい教育」を目指すと採算がとれない。
しかも、中国側は、ビジネスに熱心だし。
| MAO | 16:37 | comments(0) | trackbacks(12) |
2007年広電総局発表の優秀国産アニメ
年間3回ほど広電総局が国産優秀アニメを発表している。
優秀アニメに認定されるとCCTV初め各テレビ局で放映してもらえる。放映許可が得やすくなる。放映価格を上げてもらえるなどの特典があるらしい。

地方テレビなどは、選択眼があまりなさそうなので、「認定優秀アニメ」となれば、流してもらうための稟議が通りやすそうなのは、なんとなく想像される。

さて、今年の第1回目であるが次の作品:

《大山里的红小鬼》(1-8集,每集11分钟),南京广播电视台、南京欧亚文化传播有限公司制作

《秦时明月(第一部)—百步飞剑》(1-20集,每集12分钟),杭州玄机科技信息技术有限公司制作

《蓝猫淘气3000问—平安出行》(1-108集,每集15分钟),湖南三辰卡通集团有限公司制作

《消防大本营》(第一部)(1-30集,每集15分钟),湖南三辰卡通集团有限公司制作

《丛林奇遇》(1-52集,每集9分钟),常州宏梦卡通制作有限公司、常州国家动画产业基地制作

《福娃娃开心游记》(1-21集,每集11.5分钟),哈尔滨电视台、沈阳福娃娃影视动画有限公司制作

ランマオを制作している湖南三辰が2つも入っている。常州宏夢はもともとランマオの制作を行った人が開設した会社。
今回短編ばかりで、しかも常連の会社が多く、この表彰制度も玉が不足しているのではと思わされる。

興味深いのは「秦時明月」が入ったことで、この作品についてはまた改めて紹介したい。
| MAO | 14:10 | comments(0) | trackbacks(0) |
央視動画有限公司の設立
3月18日に中央電視台(CCTV)のアニメーション製作部門である青少年中心動画部が独立し、中央電視台央視動画有限公司として会社化された。英語名 CCTV Animation Inc.

もともとCCTV動画部は北京で優秀なスタッフを擁し、テレビアニメーシリーズを何作も手掛けてきている。動画基地にも指定されているため、会社化によってより自由度の高い活動ができれば、短期間に国内有数のアニメーション制作企業になるものと思われる。

中国のアニメーション産業は北派(北京グループ)と南派(華東グループ)に分かれてなんとなく仲が悪い。央視動画有限公司は北派の中心となるのは間違いなくどような動きになるのか注目である。

| MAO | 16:12 | comments(0) | trackbacks(0) |

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